私がアート活動をしている事を知って、お子さんが絵を描くのが苦手と相談されました。
そこで、私のアートとの関わりを少し紹介したいと思います。
私は今思うと発達障害の子供だったと思います。約40年前なので今のように細かな障害を判断してくれる事はありませんでした。なので、特に国語に関してはだいぶ同じクラスの子より覚えが悪くいつも放課後に残されて教えて頂いていました。小学校1年から3年の担任の星合ゆう子先生は本当に熱心に関わってくださいました。普通の教科が出来ない事に自信が無かった私に、図工の時間は私にすごく褒めてくださいました。
今思うと私の良い点をどうにか引き出してやろうと先生はしてくださったと思います。
その後、小学校高学年になり担任の先生も変わり、図工の評価も変わりました。また、中学生時代もさほど美術の成績は良くありませんでした。しかし、星合先生との出会いが今後の私を揺るぎないものにしてくれました。
先生は”忠くんの絵は先生一番好きだよ””これからもたくさんの人に忠くんの作品を見せてあげてね”と言う言葉でした。後から聞いた話ですが、母にも先生が図工が素晴らしいと伝えてくれていました。出来の悪い我が子の母として先生の言葉は救われたのだと思います。
私は人生の分岐点でやはり美術を選んできました。そして、20代で単身ニューヨークに渡り、多くのギャラリーやコレクターと関わることができ、発表の場を広げることが出来ました。
私は、私を救ってくてた美術の力を信じています。だから、図工や美術で苦手や嫌いと思う子がいれば何か手を差し伸べたいと考えていました。
先にお伝えしたいのは、私は美術大学に行っていません。専門学校程度です。だから、精巧な石膏デッサンは苦手です。また、そこで挫折する人もたくさんいます。考えてください。世界的な芸術家 草間彌生 や 池田満寿夫 などはそれほど石膏デッサンを得意としているわけではありません。
そして私の座右の銘があります。それは、”なんぼのもんじゃい”です。多少勉強が出来るから、多少スポーツができるからと子供達・大人達も周りを見て優劣を付けたがります。どんぐりの背比べを一生懸命やっています。私も子供の頃は一生懸命それをやっていました。
私は、がむしゃらにひたむきになる事が周りを気にしない1歩だと思っています。
だからその1歩をお手伝いしたいのです。
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